どうしようもないもの
生きる時代は、選べない‥‥
これはもう、どうしようもない運命なのでしょう。
バブルからバブル崩壊の頃に、10代から20代を生きた私ですが、
なんとも言えない、
フワフワ感が、今の時代よりも強かった感じがします。
ただそれは、
同じ年齢で、同じ時代を経験しないとわからないことだし、
そうなるとたぶん、自分の思考などにも変化がある‥。
だから、比べられない、絶対に無理なことなんです。
そう考えると、やっぱり人は、
時代の中で、それにある程度流されて生きるんですよね。
ヨガのインストラクターとして今生きている自分も、
今の時代だからあり得る話で、
ちょこっと時代背景が違うと、そうならなかったかも、しれないのです。
そんなもうどうしようもないものを背負って生きるということは、
逆に言うと、それだけ貴重なのかもしれません。
当時、28歳になった私が、
勤めていた会社の転勤で、
故郷の札幌へ帰ってきたのも、もう本当にたまたま‥‥。
東京を出て、地方で暮らしてみたいな‥‥
という思いはあって、転勤願いはしていましたが、
まさかのちょうど、札幌でした。
だから、
当時の自分にとっては、帰ってきた‥というよりも、
新しく‥
という気持ちが強かった。
もうあれから、20年以上経ちますが、
やっぱり自分の中では、大事な瞬間で、
今でもたまに思い出します。
そんなもうどうしようもないもの‥、
それは、その時代に生まれたということなのでしょう。
雪解けの頃は、
いつもその時を思い出します。
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